時代 鎌倉時代後期 正応二年(1289年) 古刀
伏見天皇 北条貞時執権の時代
ランク 特別重要刀剣

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登録場所 東京都 第127750号 交付年月日 昭和40年11月25日
刃長 67cm 反り 2.3cm
目釘穴 1個 元幅 2.71cm
先幅 1.72cm 重ね cm
刃紋 小椛出来、丁子乱れとなり足が柔らかく入り、葉盛んに働き煙るような風情となる帽子乱れこんで先尖りごころとなり足が働く
地鉄 小柾目肌に小板目肌が混じり、映りが見事に表れる。
体配 生茎で表裏に棒樋と添樋を彫り身幅、重ね尋常な反りが深く付き、切先やや延びごころ。
刀剣詳細

「備前真守」は、畠田派の備前守家の一門で弟子また子として伝えられている。
地金は殊の外地金が詰んで精良となり映りが表れて刃紋は一文字と同様に重華丁字となる作品が多い。
本作は、生茎(なまなかご)の長銘で更に裏銘(年期)があり官職銘がある事で極めて資料的に重要な太刀であり、切先の刃紋もしっかりとした無瑕、無欠点である事から、推測ではありますが、茎にあります隅立四ツ目菱紋の佐々木氏の系統(佐々木氏は、近江国を発祥の地とする宇多源氏の一流である。宇多源氏の中でも佐々木氏は特に近江源氏あるいは佐々木源氏と呼ばれて繁栄し、各地に支族を広げた。 目結紋系を持つ家系は佐々木氏族の末裔と言われる。)の大名家で代々大切に保存され続けてきた証拠であります。

私見ではありますが、現在の文化財制度により、特別重要刀剣(重要刀剣のなかで、さらに一段と出来が傑出し、保存状態が優れ、国指定の重要化財に相当する価値があると考えられるもの)の位置にありますが、おそらく現存する旧国宝を含めても、生茎(なまなかご)の長銘で更に裏銘(年期)があり官職銘がある事は最も優れた作品であり、重要かつ貴重な資料であり、まさに日本の宝であるといえるのではないかと思います。

揃いの太刀拵え

「陣太刀拵 金梨地隅立四ツ目紋散鞘糸巻太刀拵」(鑑定書  特別保存刀装 時代: 江戸時代後期のものと鑑せられ、保存状態は頗る良い状 態である為、誠に美しい拵となります。同家紋の大名家に伝わった品で主に儀式用に使用されたものです。驚くほど美しい拵です。豪華であり、当然のこと格調 の高さも兼ね備えています。本拵の金具は現代作の金物と違って非常に精密で、良い仕事をしています。鞘の塗りから、蒔絵の家紋と赤銅一作金具は見 事の一言となります。)は、こちらも、大名家にて大切に保管され続けてきた逸品であると思われます。
この、「真守」と同じ隅立四ツ目菱紋の太刀拵と出会い、「真守」のつなぎを合わせた時、反りから、目釘穴の位置まですべてが揃ったときの体が震えた感覚は今でも鮮明にのこっております。

また、「真守」が平成26年4月に特別重要刀剣の指定を受け、太刀拵えが同年の5月に特別保存刀装の鑑定を受けていることから、同じ大名家で保管されていたのではないかと考えずにはいられませんでした。

この二つの宝がいくつもの時代を超えて、再び一つになれたことに深い縁を感じずにはいられませんでした。
何十年間刀剣商をしてきた方々が、なかなか出会うことはない、見た瞬間に体が震えたまで言わしめた、この宝は、二度と手に入れることはできない逸品であります。
事前にご連絡をいただければ、手に取ってご覧いただけますので、是非ご来店いただきたいと思います。


著名な「真守」の作品

銘「真守」。大正2年(1913年)4月14日に旧国宝に指定。重要文化財。金剛峯寺所蔵

太刀銘「真守」。長76cm。弘前藩主4代津軽信政が佩用していたものを
5代津軽信寿が寄進したとの伝来を持つ。
大正15年(1926年)4月19日に旧国宝に指定。

青森県弘前市の高照神社蔵
銘「真守」。昭和28年(1953年)11月14日に重要文化財に指定。
紀州徳川家に伝来。  

体配

押型

切先

刃紋

 

指定書

登録証

白鞘

鞘書

巾木

拵 鑑定書